万人にあてはまる栄養指導はない
こんにちは、三軒茶屋あおば整体院の髙田です。
今日の記事では『万人にあてはまる栄養指導はない』のテーマを
『臨床経験10年以上』かつ『約3万人の治療実績』の私がお話していきます。
本記事の内容
- 肥満者の血液は質が悪い
- 人種によって違う腸内細菌
- 腸内細菌と食物繊維
万人にあてはまる栄養指導はない
あなたは、こんな広告を目にしたことありませんか?
- 血圧が気になる方へ〇〇茶
- 便秘改善には○○ヨーグルト
そして残念ながら、広告通りの効果を実感できない方もいる。
いやむしろ実感できない方が多い、そんなケースも少なくありません。
ここから分かることは何か?
『万人にあてはまる栄養指導はない』ということ
なぜそう言い切れるのか?を詳しくお話していきます。
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肥満者の血液は質が悪い
太った人にお医者さんが体重を落とすようにすすめるのは、きちんとした理由があるからなんです。
肥満でかかりやすい病気
- 心筋梗塞
- 脳卒中
- 糖尿病
- ガン
- 自己免疫疾患
など、あらゆる病気の発症率を高めます。
これは肥満者の血液の質と流れが悪いから
肥満が病気へのシグナルという事は間違いありません。
ただ、その原因に関しては常識が変わってきています。
【以前】
食べたカロリーより消費カロリーが少ないと太る
【現在】
カロリーよりも糖質(炭水化物)が問題
『糖質を摂りすぎると血糖値があがり肥満に繋がる』とここまでご存じの方も多いと思いまが、あまり知られていない事実を。
腸内細菌が肥満に関わってる(かも)
最近の研究では、こんなことが分かってきました。
そして腸内細菌は、人種や生活環境によっても違うのです。
人種や生活環境によって違う腸内細菌
んな研究データがあります。
12カ国調査
- 日本人⇒ビフィズス菌・炭水化物・アミノ酸の代謝菌が多い
- 海苔やワカメを分解する菌が日本人は90%、諸外国15%
- オーストラリア、フランス、スウェーデンと近い腸内環境
※上記の国では、肥満者が少ない傾向
ただし、最近では日本でも肥満者が増加傾向にあります。
その理由をお話します。
腸内細菌と食物繊維
アフリカでの研究データ
【前提】
・農村部では、大腸がんの発症率 1万人あたり5人 ・同じ遺伝子を持った都市部では、1万人あたり65日人 お互いの食生活を2週間入れ替える
【結果】
農村部の人たちの腸内の細菌が変化し、がんのリスクが増大 食事内容を分析すると、食物繊維が重要。
その後の検証により
たった1日でも食物繊維が多い食事をすると、15%も腸内細菌の種類がよい方向に。
人種や生活環境が変化するだけで、腸内細菌の数が増えたり減ったりします。
そして肥満や大きな病気を防ぐためには、腸内を良い状態にしておくことが重要なのです。
こうした研究からわかることは、一人ひとりに最適な食事が存在するということ。
すなわち、万人にあてはまる栄養指導は不可能ということなります。
というわけで、今日は『万人に当てはまる栄養指導はない』こんなお話をさせて頂きました。
あなたの生涯健康のヒントになれば嬉しいです。