お酒を飲むと『記憶力が良くなる』は本当か?
こんにちは、三軒茶屋で医師や管理栄養士と提携し治療をする整体。
そんな国内でも数少ないスタイルで治療を行う『三軒茶屋あおば整体院』で院長をしています、高田です。
このサイトでは、あなたが生涯健康に過ごすための『ヒント』や『アイディア』をお伝えしています。
今回は『お酒と記憶力』について話をしたいと思います。
お酒を飲むと『記憶力が良くなる』は本当か?
お酒を飲むと『脳の働きが衰える』これが一般的なイメージだと思います。
ところが2017年に『お酒を飲むと記憶力が上がる』という論文が発表され話題に。
どうして記憶力があがる結果になったのか?くわしく見ていきましょう。
今回は『お酒を飲むと『記憶力が良くなる』は本当か?』というテーマで『お酒が好き』というあなたに向けて、お話していきたいと思います。
今回のお話でお伝えしたい内容は2つ
本記事の内容
- お酒と記憶力の実験とは?
- なぜ飲むと記憶テストの成績が良いか?
専門用語などを使わず、出来るだけ分かりやすくお話しするつもりですが、疑問などありましたらお気軽にコメント下さい。
文章が苦手という方は、下のバナー(写真部分)をクリックすると音声で聴くことができます。
そして記事を書いている私は、こんな人物です。
- 臨床経験10年以上
- 約3万人の治療実績
- 年間約3,000人来院の院長
- 三軒茶屋口コミ評価1位整体
- 医師、管理栄養士と提携整体経営
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お酒と記憶力の実験とは?
先ほどの論文は、どのような実験により結論付けたのか?詳しくみていきましょう。
- 18歳~53歳の86人が実験に参加
- 普段は付き合い程度にお酒を飲んでいる人たち
- 参加者は2つのグループに分けられ、単語や画像を覚える
- その後1つのグループは好きなお酒を飲む
- 飲んだ直後と次の日の2回、記憶力のテストを実施
- もう1つのグループはお酒を飲まずに同様のテストを
どんな結果になったのか?
- 飲んだ直後のテストでは、お酒を飲まない方のグループの成績が良い
- 翌朝のテストでは、お酒を飲んだ方のグループの成績が良い
- さらにテスト前にお酒をたくさん飲んだ人ほど、翌朝の成績がよい
どうしてこのような結果になったのでしょうか?
なぜ飲むと記憶テストの成績が良いか?
先ほどの結果には、人間の記憶力の仕組みが大きく関係します。
私たちの記憶は次のようなシステムに。
- 目や耳から入ってきた情報は、短期記憶として一時的に保管される
- 脳に入ってくる情報は膨大で、すべてを記憶していると混乱してしまう
- なので、いったん記憶をためてそのあと選別する
- そして一部だけが長期記憶として定着する
アルコールを飲むと当たり前ですが、脳の働きが衰えます。
見方を変えると、酔っぱらうと脳に入ってくる情報量そのものが減ります。
なので、新たに入ってくる情報が少なくなり、一時的に溜めている情報が捨てられにくくなる
これが、飲むと記憶力テストの結果がよくなる正体なのです。
では資格試験などの前に『軽く一杯』などと考えたくなりますが、そうはいきません。
今回のテストでアルコールにより成績が良かった得点差はわずかなもの。
そして、アルコールを飲み過ぎると、長期的には認知機能を低下させることもわかっています。
そしてこのテストから意外な事も判明しました。
それは『嫌なことをお酒で忘れるのは逆効果』
お酒でその時は嫌なことを忘れた感じでも、実は翌朝は嫌な記憶が定着していることも。。。
ということで、今回は『お酒と記憶力』についてのお話でした。
最後まで読んで頂いたあなたが、お酒の力を上手に活用することで、確実に健康に近づくことができます。
人生100年時代、この長寿の時代を楽しく過ごすためには『健康』はとても大切になります。
ぜひ、嫌な事はお酒ではなく、生涯健康を目指して頂けたら嬉しいです。