生涯健康Blog 人生100年時代・生涯健康【PR】この記事には広告を含む場合があります

うがい薬は風邪予防に効くのか?

からだ 健康

こんにちは、三軒茶屋で医師や管理栄養士と提携し治療をする整体。

そんな国内でも数少ないスタイルで治療を行う『三軒茶屋あおば整体院』で院長をしています、高田です。

このサイトでは、あなたが生涯健康に過ごすための『ヒント』や『アイディア』をお伝えしています。

今回は『うがい薬』について話をしたいと思います。

風邪予防にうがい薬は効くのか?

風邪の時に悩まされるノドの痛み、その原因といえば?
『細菌』や『ウィルス』です。

これらをうがい薬で殺菌・消毒すると効果あり。
その通りと思う方が、ほとんどかと思いますが。。。

今回は『風邪予防にうがい薬は効くのか?』というテーマで『うがい薬の効果を信じている』というあなたに向けて、お話していきたいと思います。

今回のお話でお伝えしたい内容は2つ

本記事の内容

  • うがい薬の実力とは?
  • 水の方が予防できる?

専門用語などを使わず、出来るだけ分かりやすくお話しするつもりですが、疑問などありましたらお気軽にコメント下さい。

文章が苦手という方は、下のバナー(写真部分)をクリックすると音声で聴くことができます。

そして記事を書いている私は、こんな人物です。

  • 臨床経験10年以上
  • 約3万人の治療実績
  • 年間約3,000人来院の院長
  • 三軒茶屋口コミ評価1位整体
  • 医師、管理栄養士と提携整体経営

スポンサードサーチ

うがい薬の実力とは?

そもそも、ある薬や治療薬に『効果がある』かどうかを調べるためには、どうすればいいのでしょうか?

思いつく方法としては、多くの方に処方してその効果をたしかめる。

すなわち『100人に試して、67人に効果あり』のようなイメージ。
ただ、これでは科学的には不十分なのです。

なぜならプラセボ(偽薬)効果があるから

 
小麦粉を『これは病気に効くお薬ですよ』とお医者さんにわたされると効いてしまうアレです。
なので、薬などの効果を測定するとき、こんな比較試験を。

実験の参加者を『治療する人』『しない人』などのグループにわける実験です。

うがい薬の効果を京都大学で実験したこんなデータがあります。

  • 387人を3つのグループに分ける
  • 水でうがいする・うがい薬でうがいする・特にうがいしない
  • うがいは、1日3回実施で2カ月間に風邪が発症するか?

はたしてその結果は?

水の方が予防できる?

先ほどの実験結果は、つぎのとおり。

  • 特にうがいをしない➡100人のうち26人が風邪になる
  • 水でうがいをする➡100人のうち17人が風邪になる
  • うがい薬でうがいをする➡100人うち24人が風邪になる

この結果。。。ちょっと驚きですよね。
では、なぜ水でうがいをしたほうがよいのか?について考えてみましょう

この実験を担当した京都大学の川村教授によると『因果関係は不明としながら』もこう結論づけています。

私たちの口の中にある正常な細菌までも、ヨード入りのうがい薬は根こそぎやっつけてしまいます。
そのため、口の中は丸裸の状態になってしまい、かえって感染に弱くなってしまったのかもしれません

 
この傾向は、現代の医療ではよく見られる傾向なのです。

例えば、体内の細菌をやっつけるために『抗生物質』という薬をつかいますが、この薬は悪い最近だけでなくよい菌までやっつけてしまいます。

このようなメカニズムを知りながら『風邪の予防には水でうがいを』と覚えておきましょう。

ということで、今回は『うがい薬』についてのお話でした。

最後まで読んで頂いたあなたが、薬の良い効果とわるい効果を正しく知ることで、確実に健康に近づくことができます。

人生100年時代、この長寿の時代を楽しく過ごすためには『健康』はとても大切になります。

ぜひ、水でうがいをしながら風邪を予防し、生涯健康を目指して頂けたら嬉しいです。