健康診断の『異常なし』が安心できないコレだけの理由
こんにちは、三軒茶屋で医師や管理栄養士と提携し治療を行う。
こんな国内でも数少ないスタイルで治療を行う『三軒茶屋あおば整体院』で院長をしています、高田です。
このサイトでは、あなたが生涯健康に過ごすための『ヒント』や『アイディア』をお伝えしています。
今回も前回に引き続き『健康診断』について話をしたいと思います。
健康診断の『異常なし』が安心できないコレだけの理由
今回も前回に引き続き『健康診断』について話をしていきたいと思います。
なぜ私がここまで、健康診断についてしつこく話をするのか?
それは、来院された多くの患者さんの『健康診断』に関する意識に不安を感じているから。
そこで今回は『健康診断の『異常なし』が安心できないコレだけの理由』というテーマで『今年も健康診断で引っかからなかったから大丈夫』というあなたに向けて、お話していきたいと思います。
今回のお話しでお伝えしたい内容は2つ
本記事の内容
- 要精密検査は病気のサインなのか?
- 健康診断と数値と診断は数値が違う
専門用語などを使わず、出来るだけ分かりやすくお話しするつもりですが、疑問などありましたらお気軽にコメント下さい。
文章が苦手という方は、下のバナー(写真部分)をクリックすると音声で聴くことができます。
そして記事を書いている私は、こんな人物です。
- 臨床経験10年以上
- 約3万人の治療実績
- 年間約3,000人来院の院長
- 三軒茶屋口コミ評価1位整体
- 医師、管理栄養士と提携整体経営
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要精密検査は病気のサインなのか?
あなたは健康診断で『要精密検査』の指摘をされたことはありますか?
実は。。。この要精密検査という指摘『病気の前兆を表すものではないのです』
もう少し詳しい表現をすると、たまたま健診時に設定されている基準の範囲を外れただけで、即病気となるわけではないのです。
さらに衝撃的な事実をお話します。
そもそも健診の検査項目そのものが、便宜的に決められているももで、その意義や信ぴょう性には一定の疑問の声があります。
実際に健康診断を主管する厚生労働省自身が『最新の科学的知見に基づいた保健事業に係る調査研究』でこのように結論づけています。
健康診断で実施されている代表的な24の検査項目のうち、心電図測定、胸部X線、コレステロール検査など16項目は『病気の予防や死者の減少という視点では、有効性を示す根拠が薄い』
ちょっと驚きの内容ですよね。
このレポートの全文は下記をクリックするとご覧いただけます。
ここまでの話を簡単にまとめると。。。
健康診断での各種検査は『見つけたい病気の確率が高そうな人と、心配なさそうな人をおおまかに振り分けるだけ』そして『病気の存在や身体の状態を詳しくしるためのものではない』
さらに、健康診断に関する驚くべきお話を次にさせて頂きます。
健康診断と数値と診断は数値が違う
またまたびっくりするような話をさせて頂きます。
健康診断の『要注意』の数値と、実際に医師が診断に使う数値は違うのです。
例えば、血液検査の中に記載されている『基準値』は、統計学的95%の人がおさまる範囲に定められています。
なので、医師が病気かどうかを判断する際には、この血液データに加え次のような数値も踏まえ病気の診断を行います。
- 年齢や性別
- 既往歴
- 喫煙の習慣
- 血圧や肥満度
- 親族の病歴
また、医師が行うのは『病気かどうか?』なので『健康かどうか?』を知るためには、さらに詳しい血液データ解析が必要となります。
血液データ解析サービスにご興味あり方は、下記をご覧ください。
最後に、ある有名な医師のこんな言葉を紹介させて頂きます。
健康診断の各種検査は『飲酒運転の検問』のようなものです
どういうことかというと。
怪しい人(見つけたい病気の確率が高そうな人)と心配なさそうな人をおおまかに振り分けるのが、健康診断の目的なのです。
ましては、健康診断の直前だけ『お酒や油ものを控えたり』これでは、あなたの正しい身体の状態は把握できません。
しっかりと身体の状態を確認するために、健康診断の意味を理解するようにしましょう。
ということで、今回は『健康診断』についてのお話でした。
最後まで読んで頂いたあなたが、健康診断の本当の意味を理解し上手に活用することで、確実に健康に近づくことができます。
人生100年時代、この長寿時代を楽しく過ごすためには『健康』はとても大切になります。
ぜひ、ただしい身体の状態、そして心の状態なども気にしながら、生涯健康を目指して頂けたら嬉しいです。