よりよい睡眠のための習慣とは?
眠りの質を高めるためには、生活習慣を見直し、睡眠に快適なリズムにすることが大切です。
この記事では、睡眠の質を高める習慣についてお話します。
休日の寝だめはNG、その理由とは
睡眠不足が原因で不調に悩む患者さんとお話しをしていると、平日の睡眠不足を休日で取り返す。
こんなスタイルの方が非常に多いです。
じつはこの生活習慣は、睡眠の質をますます低下させてしまうのです。
休日に寝だめした人が、リフレッシュして疲れがとれるどころか、よく種から余計に調子が悪くなってしまった。
これは、よく聞かれる話ですよね。
そしてあなたも、寝すぎで頭が痛かったり、身体がだるかったり。
こんな経験があるかと思います。
これは、寝だめ(寝すぎ)によって、体内時計がズレてしまい、睡眠のリズムが崩れてしまったことによっておこる症状なんです。
なにより、睡眠はリズムが大切。
理想は、毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。
私の場合は少し極端な例ですが、元旦ですら同じ時間に起きる。
そんな生活スタイルです。
寝だめによって長時間寝すぎると、脳の血管が拡張しすぎて、周囲の神経を刺激し頭痛が発生します。
ま長時間身体を動かさないことで筋肉がゆるみすぎ、血管が拡張しすぎて、血流が悪くなります。
こうなってしまうと、酸素や栄養素が全身に届かなくなってしまいます。
つまり休日などに寝すぎてしまうと、日頃の睡眠不足をリカバリーするどころか、かえって疲れてしまい、身体がだるくなってしまうのです。
もちろん、平日に5~6時間しか寝れないという方が、休日は少し長めに7時間くらい。
これは必要な睡眠かもしれません。
しかし、9時間も10時間もダラダラと寝てしまうと、睡眠のリズムが崩れて、自律神経も乱れやすくなるので注意しましょう。
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眠りのゴールデンタイムを意識しよう
眠りを深くするために意識したいこと、それは『腸の働き』です。
わたしたちの身体に備わる体内時計では、腸の働きが良くなり熟睡しやすいのが午前0時ころ。
なので、この時間に眠りに入っていれば、睡眠の質は高くなります。
腸が働きやすいということは、消化・吸収がきちんと行われている(腸内環境が良い)状態。
なので結果として、身体はこのような状態に。
- 腸内環境が整う
- ➡ 血流が良くなる
- ➡ 全身の細胞の新陳代謝が活発に
- ➡ 新陳代謝が良くなると、太りにくくなる
- ➡ 髪や肌にも艶が
- ➡ 免疫力まで高くなる
- ➡ さらに副交感神経の働きが高くなる
- ➡ 成長ホルモンを始め、色々なホルモンの分泌も活発に
このような身体の変化により、ますます睡眠の質が高くなり、寝ている間に心と身体が元気になります。
つまり、午前0時過ぎに腸を活性化させる時間を持つことは、眠りにとっても最高のゴールデンタイムとなるのです。
ですから、どうしても忙しくて睡眠時間が少なくなる状況でも、できれば日付が変わる頃までには就寝を。
そして寝入りの90分の質を高めるようにしましょう。
寝る前は、ネットから離れてみる
仕事やプライベートでも欠かせない存在のインターネット。
色々な情報だけでなく、人との交流などもできて、とても便利なものです。
しかし、寝る直前までネット(特にSNS)に触れることは、良い眠りを手に入れるためにはNGな行動なのです。
例えばSNSでのやり取りで、心が癒されたり、落ち着いたりすることもあるでしょう。
ですが、私の院に来院される患者さんの様子を見ていると、寝る直前のSNSは、自律神経を乱しているケースがとても多いです。
ストレスの9割は、人間関係が原因といったデータがあります。
なので、他人の投稿を見て感情を刺激されるSNSは、それだけでストレスになる場合も。
- 他人の悪口や批判
- 不快な発言
- 過激な画像や映像
また、SNSに限らずネットでの情報(メールなど)には、こんなものも
- 仕事でのクレームの連絡
- 同僚からの相談
- 仕事上の問題や愚痴
これらはすべて副交感神経の働きを下げる原因になり、自律神経が乱れてしまいます。
そして、SNSやネットのやり取りは時間を忘れさせ、気がついたら就寝時間を過ぎてしまうことも。
慌ててベットに入っても、脳は興奮した状態で眠りにつけず、睡眠のリズムまで崩れてしまう。
寝る前は、SNSやパソコン、テレビなどの交感神経を刺激するものからキッパリと遠ざかる。
こんな習慣を身につけたいですね。
心地よい眠るにつけるグッツは、こちらのサイトから