卵でコレステロールが上がるはウソ!?
こんにちは、三軒茶屋あおば整体院の髙田です。
今日の記事は『卵でコレステロールが上がるはウソ』という生涯健康についてのお話しです。
卵でコレステロールが上がるはウソ
コレステロールが気になるので『卵を食べない』は大きな間違いです。
なぜなら、これはウナギの実験だったから。
コレステロールの仕組みや働きについて、次の2つのポイントに分けて解説していきます。
本記事の内容
- 卵のコレステロールに関する研究結果
- コレステロール摂取で寿命アップ
この記事を書いている私は、こんな人物です。
- 臨床経験10年以上
- 約3万人の治療実績
- 年間約3,000人来院の院長
- 三軒茶屋口コミ評価1位整体
- 医師、管理栄養士と提携整体経営
文章が苦手という方は、下のバナー(写真部分)をクリックすると音声で聴くことができます。
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卵のコレステロールに関する研究結果
卵を食べても血中のコレステロール値はかわりません。
これが、最新の医療エビデンスです。
以前はこんな常識を持っている方が多かったです。
コレステロールの常識
- 卵にはコレステロールがあるから食べない
- コレステロールを多く含む卵を食べると、動脈硬化や心筋梗塞になりやすい
実は、卵を多く食べてはいけないと考えられるようになったのは、こんな実験が原因だったのです。
1913年ロシアでの実験
ウナギに大量のコレステロールを摂取させたところ、コレステロール値が上がった
しかし、ウナギは本来草食の生き物。
これとくらべ、人間は色々な食品を食べます。
しかも人間の体内にあるコレステロールの約80%は肝臓で作られます。
すなわち食品からのコレステロールは最大でも20%(ここが大きなポイント)にすぎません。
そして日本ではこんな実験も
1981年の実験
1日5~10個の卵を5日間食べても、コレステロール値は変化なし
さらに、2015年に厚生労働省ではこんな動きが。
『コレストロールが多い食品を食べても、血中のコレステロール値に変化なし』として、食品摂取基準からコレステロールの上限値は外す。
卵の食べ過ぎはあまり気にしなくていいと思えてきましたか?
コレステロールの取りすぎには注意が必要ですが、上手に摂取することで、こんな嬉しいことが。
コレステロール摂取で寿命アップ
適度なコレステロールでガンのリスクが低減できます。
なぜなら、身体の中でコレステロールが作られるのは、それが必要だから。
そして、コレステロールが極端に少ないとこんな影響が。
コレステロール低下の場合
- 細胞が壊れやすくなる ➡
- 免疫力が低下し病気になりやすく ➡
- 神経伝達がうまくいかなくなる
これらにより、コレステロール値が低くなるほど、死亡率やガン発生率が高くなるという研究結果も。
では、いったいコレステロールは私たちの身体でどのような働きをしているのでしょうか?
これまでの常識
悪玉(LDL)と善玉(HDL)があり、悪玉=悪いもの
しかし、悪玉(LDL)は全身にコレステロールを運ぶ役割
善玉(HDL)不要なコレステロールを回収し肝臓に戻す役割
この2つがバランスよく働くことが健康という考えになり
新しい常識
悪玉はけっして悪いものではない
こんな考えが一般的となりました
そして、身体の中でコレステロールを一番必要とするのが脳なのです。
すなわち、コレステロール値が極端に低くなると、脳の働きが低下し、いわゆる『うつ』の状態になりやすくなります。
あなたの体内で作ることが出来ない(不足している)コレステロールは、食品から取らざる得ません。
そして卵はコレステロール以外にも、タンパク質・ビタミン・ミネラルなど栄養価が高い食品です。
上手に食べる事で生涯健康を目指してはいかがでしょうか。
今日は『卵でコレステロールが上がるはウソ』こんなお話をさせて頂きました。
あなたの生涯健康のヒントになれば嬉しいです。