飴を1粒で自律神経が乱れる?医師も知らない「血糖値スパイク」の怖い話
・真夏なのに手足が冷えている
・夜中に何度も目が覚めてしまう
・急に気分が落ち込む
そんな悩みを、「年齢のせいだから仕方ない」と諦めていませんか?
実は、その不調の多くは年齢ではなく、普段の食事が原因かもしれないんです。
この記事の内容は、動画でもご覧いただけます。
この記事では、自律神経が乱れる本当の原因と、食事で整える具体的な方法をお伝えしていきます。
自律神経が乱れる本当の原因は?
自律神経の乱れは、ストレスや加齢ではなく「血糖値の急変動」が主な引き金になっている。
「自律神経が乱れる原因はストレスだ」
「年を重ねると乱れやすくなる」
そう思っていませんか?
実は、多くのお医者さんですら、そう考えていることがあるんですが、これは大きな誤解なんです。
本当の原因は、血糖値にあります。
自律神経は「勝手に働いてくれる」司令塔
私たちの身体には、自分の意思で動かせる部分と、動かせない部分があります。
手足は意識して動かせますが
・心臓の拍動
・血液の流れ
・食べものの消化
これらは、いくら頑張っても自分ではコントロールできませんよね。
この「勝手に働いてくれる部分」を支配しているのが、自律神経です。
自律神経には2つのチームがあります。
交感神経(アクセル):日中の活動モードで働く。朝スムーズに身体を動かしたり、心臓をドキドキさせたりする。
副交感神経(ブレーキ):リラックスモードで働く。夜に穏やかな気持ちになったり、食後の消化を助けたりする。
この2つがシーソーのようにバランスを取りながら、あなたの身体を最適な状態に保ってくれています。
血糖値が急上昇すると何が起きるのか
食事をすると、食べものに含まれる糖質が分解されてブドウ糖になり、血液中に吸収されます。
すると、血糖値が上がりますよね。
健康な状態であれば、インスリンというホルモンが分泌されて、血糖値はすぐに元の状態に戻ります。
ところが、ある食品を食べてしまうと、血糖値が急激に上昇してしまうんです。
すると、あなたの身体は「このままでは大変だ!」と感じて、必死に元に戻そうとします。
この時、フル回転で働いてくれるのが。。。
そう、自律神経なんですね。
「血糖値スパイク」が自律神経を疲弊させる
血糖値の急上昇・急降下が繰り返されるジェットコースターのような状態を、医学的には血糖値スパイクと呼びます。
血糖値スパイクが毎日続くと、自律神経は常に過負荷の状態。
深呼吸やストレッチをいくら頑張っても、乱れた自律神経はなかなか回復できません。
自律神経を整えるためには、この血糖値スパイクを起こさない食事を意識することが何より重要なんです。
次は、特に注意してほしい「自律神経を乱す食べもの」を5つ紹介していきます。
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自律神経を乱す「危険な食べもの」5つ
血糖値を急上昇させる食品を毎日続けると、自律神経は慢性的に乱れ続ける。
「食べものがそんなに影響するの?」と思うかもしれません。
でも、仕組みを知ると「なるほど」と納得できるはずです。
一緒に確認していきましょう。
① 飴(あめ)
「飴をなめただけで自律神経が乱れるの?」と驚かれるかもしれませんが、これは紛れもない事実です。
特に60歳以上の方に飴を食べる習慣をお持ちの方が多いので、気をつけていただきたいんですね。
飴を口に入れた瞬間、その甘さから血糖値が急激に上昇します。
すると、インスリンが大量に分泌されて血糖値が一気に下がる
この急上昇・急降下の繰り返しが、自律神経に大きな負担をかけてしまうんです。
ただし、飴が絶対にダメというわけではありません。
風邪の予防に喉を潤わせたり、集中力を高めたい場面でブドウ糖主体の飴を活用するのは有効です。
飴を選ぶ時は、白砂糖・水あめが主成分のものを避けて、食物繊維やオリゴ糖、ハーブエキス、ビタミンが配合されたものを選ぶようにしましょう。
また、お腹が空いた状態で何個もなめるのは避けてください。
間隔を空けて、少量ずつ楽しむのがポイントです。
② 上白糖(白いお砂糖)
いわゆる白いお砂糖のことです。
栄養素がほとんど含まれておらず、主成分はほぼ糖質だけ。
摂取するとあっという間に吸収され、血糖値が急上昇します。
さらに怖いのが、上白糖の習慣性です。
甘いものを食べると脳が快楽物質を大量に分泌させるため、「もっと欲しい」という状態になってしまいます。
この仕組みこそが「甘いものがやめられない」現象ですよね。
甘いものを完全にやめるのは難しい
そんな方には、ラカントやハチミツなどの自然由来の甘味料を上手に活用することをおすすめします。
血糖値の上昇を緩やかにできるので、自律神経が乱れにくくなりますよ。
ただし、ハチミツは1歳未満のお子さんには与えないように注意してください。
③ 菓子パン
菓子パンは、自律神経にとっては「悪魔の食べもの」と言っても言い過ぎではないほど、危険な食品です。
菓子パンの多くには、精製された小麦粉・砂糖・卵のほか、風味を出すための乳製品や、身体に悪影響を与える油脂が使われています。
精製された小麦粉は食物繊維が少ないため、血糖値が急上昇しやすい。
そして、保存性を高めるための食品添加物が腸内環境を乱し、自律神経のバランスを崩す可能性があります。
さらに、マーガリンやショートニングといったトランス脂肪酸を多く含む油脂も使われていることが多く、悪玉コレステロールを増やして心血管系の病気リスクを高めるだけでなく、自律神経の働きにも悪影響が出てしまうんです。
自律神経を整えたいのであれば、まずは2週間、菓子パンを控えてみてください。
身体の変化をぜひ確認してみてほしいんです。
④ 脂肪の多い肉
「お肉で自律神経が乱れるの?」と思うかもしれませんが、理由があります。
脂肪の多い肉はカロリーが高く、肥満につながりやすい。
肥満は高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病のリスクを高めます。
血管内にコレステロールが溜まったり、血液がドロドロの状態になっても全身に血液を届けなければならない
その血流をどうにか維持しようと、自律神経がフル回転してしまうんですね。
さらに最近の研究では、脂肪の多い肉を食べ続けると身体の中で活性酸素が大量に発生し、脳の酸化を促進することがわかっています。
脳が酸化すると記憶力・判断力が低下しやすくなり、「思い出せないイライラ」や「忘れてしまう恐怖」が自律神経を乱す要因にもなってしまいます。
ただし、肉を完全に避けるのは危険です。
年齢を重ねると不足しがちなたんぱく質や鉄を補うためにも、お肉は必要な食品です。
鶏むね肉やもも肉など、脂肪が比較的少ないお肉を選び、茹でる・蒸すといった調理法を選ぶようにしましょう。
⑤ 加工食品
手軽で便利な加工食品ですが、自律神経にとっては「悪魔のささやき」とも言えます。
保存料・着色料・香料・人工甘味料など、これでもか!というほどの食品添加物が使われているのが加工食品の実態です。
特に見落としがちなのが、腸内環境への影響です。
腸は「第二の脳」とも呼ばれ、自律神経と密接に関係しています。
添加物たっぷりの加工食品を食べ続けることで腸内環境が乱れると、それだけで自律神経のバランスが崩れてしまうんです。
いくら深呼吸やストレッチを頑張っても、毎日加工食品を食べていては自律神経は乱れたままになってしまいます。
「乱す食べもの」を知ったところで、今度は反対に整える食べものも気になりますよね。
ここからは、食べるだけで自律神経が整う最強の食品を3つ紹介していきます。
食べるだけで自律神経が整う最強食材
特定の食品に含まれる栄養素を意識して取り入れるだけで、自律神経は自然と整いやすくなる。
難しいことは一切ありません。
食卓に取り入れやすい食品ばかりなので、ぜひ今日から試してみてください。
① ブナシメジ
キノコの中でも少し地味な存在かもしれませんが、自律神経にとっては最強クラスの食べものです。
注目したい成分はGABA(ギャバ)。
ブナシメジは、キノコの中でもギャバの含有量がトップクラスなんです。
ギャバは脳や神経系に大きなリラックス効果を発揮します。
興奮した状態を静めるだけでなく、神経の伝達物質として機能することで「ストレスや緊張を感じてもすぐに心が安定する身体」に変わっていきます。
さらに、ブナシメジのギャバには脳全体の血流を良くする効果もあるので、脳の疲労回復がスムーズになり——朝まで深く眠れるようになりますよ。
トマト・ナス・じゃがいもなど、ギャバを含む野菜と一緒に食べると、より効率的に摂取できます。
② マグロ
あまりイメージがないかもしれませんが、マグロには自律神経を整える力があります。
まず注目したいのが、トリプトファンというアミノ酸。
トリプトファンは、セロトニン(幸せホルモン)やノルアドレナリンといった神経伝達物質の材料になります。
気分が安定しやすくなり、ストレスに強い身体になるので、自律神経のバランスが整いやすくなるんですね。
さらに、マグロにはビタミンB6も豊富。
このビタミンB6は、先ほどお話したギャバを効率よく働かせるために必要不可欠な栄養素なんです。
つまり、マグロを食べると「ギャバの効果も高まる」という相乗効果が生まれます。
そして、ビタミンB12も見逃せません。
ビタミンB12は神経細胞の働きをサポートする栄養素で、不足してしまうと神経がうまく機能しなくなり、すぐに疲れたり集中力が低下したりします。
「年のせい」と思っていた症状が、もしかしたらビタミンB12不足かもしれません。
③ 卵
今回の3つの中で、私が一番おすすめしたいのが卵です。
「完全栄養食」と呼ばれるだけあって、あの小さな1個の中に驚くほどの栄養素が詰まっています。
まず注目したいのがコリンという栄養素。
コリンは脳や神経を元気に保つ働きがあり、摂取することで副交感神経の働きがスムーズになります。
日本人の多くがコリン不足だという研究データも多く報告されているので、意識して補ってほしい成分です。
ちなみに、コリンは卵の黄身に多く含まれていて、比較的コリンが多いとされる牛のレバーと比べても、卵は2倍ものコリンを含んでいます。
さらに、マグロのところでもお話したトリプトファン(幸せホルモンの材料)も卵には豊富に含まれています。
毎日の食事に卵を取り入れるだけで、幸せホルモンがあふれる身体になり、心が安定し、自律神経が整いやすくなる
これだけ栄養素が揃った食品は、なかなかないんです。
食事を変えれば、自律神経は整う
今回お伝えした内容を振り返ってみましょう。
【自律神経を乱す食べもの5つ】
- 飴
- 上白糖
- 菓子パン
- 脂肪の多い肉
- 加工食品
【自律神経を整える最強の食べもの3つ】
- ブナシメジ(GABA豊富)
- マグロ(トリプトファン・ビタミンB6・B12)
- 卵(コリン・トリプトファン)
「年だから仕方ない」と諦めていた不調も、食事を変えることで少しずつ解消されていきます。
まずは、乱す食べものを1つ減らし、整える食べものを1つ増やすところから始めてみませんか?
身体は、必ず変わります。
薬に頼らず、食事と生活習慣で体を整えるヒントを毎週水曜日の18:30に動画で配信しています。
気になる方は、チャンネルをのぞいてみてください。
▼ YouTubeチャンネルはこちら
https://www.youtube.com/@ktakada/videos
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筆者プロフィール
【栄養の先生たかだ】
分子栄養学・カイロプラクティックを軸に、15年で5万人以上の不調と向き合ってきました。
20〜30代の会社員時代、慢性疲労と不眠で何年も苦しみ、病院で「異常なし」と言われ、薬も効かない。
そんなどん底の私を救ってくれたのが、『食事の力』でした。
食事を変えれば、60代・70代からでも「身体は必ず変わります」。
そして「年齢を重ねるのが楽しく」なります。
難しい専門用語は一切なし。
本物の体質改善をお届けします。
【免責事項】
本記事に掲載されている情報は、一般的な健康・栄養に関する見解に基づき作成されたものであり、医学的な診断や治療を代用するものではありません。
効果や感じ方には個人差があります。
持病のある方、通院中の方、アレルギーをお持ちの方、または特定の食品の摂取制限がある方は、実践する前に必ずかかりつけの医師や専門家にご相談ください。
万が一、本記事の情報を利用したことにより何らかの体調不良や損害が生じた場合でも、当方は一切の責任を負いかねますので、実践はご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
【資格・専門性・実績】
- 野口式分子栄養学認定アドバイザー
- JACM認定カイロプラクター
- 沼津あおば整体院 院長/株式会社サードプレイス 代表
- Kindle書籍 複数出版
- 2026年5月 健康雑誌「安心」(株式会社ブティック社)掲載
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご質問やご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。